いよいよ公開まで1週間をきった『THE SIN 罪』より、生ける屍が撮影スタッフに突如襲いかかる本編映像、絶賛コメント、ハン・ドンソク監督からのコメントが到着した。
本作は、アジアホラーで評価されるあらゆる恐怖が融合。閉ざされた廃墟を舞台に、生ける屍の群れ、謎の呪術集団などが登場する、予測不可能な狂乱を描くハイブリッド・ホラー。解禁されたのは、本作の中で、最も重要と言える【惨劇の始まり】シーンの本編映像だ。
主人公の女優・シヨンは、変わり者と評判の映画監督より「これは普通のダンスフィルムとは違う。現代舞踏と意識の向こう側の追求です。あなたが主役です。」と説明を受け、かつてない演出に不安にかられつつも、美しくも奇怪なダンスを披露。そんな撮影中のさなか、突如“血まみれの女”が撮影クルーの前に現れ、突然、屋上から飛び降りてしまう!地面に叩きつけられた体はあらぬ方向に折り曲がり、即死したかに思えたが…突然、むくりと起き上がり、次々と人々を襲い始める。その光景を屋上から見ていたシオン、そして撮影クルーたちは、たちまちパニックに!なぜか携帯も圏外に。
■THE SIN 罪』本編映像② 惨劇の始まり
屋上に向け、駆け上がってくる“生ける屍”から、からは逃げることはできるのか!?惨劇のはじまり…これをきっかけに、撮影現場の廃墟は“地獄絵図”と化す。
永江二朗(映画監督『きさらぎ駅』他)
“圧倒的なテンポ”と“予測不能な展開”に最初から最後まで魅了されっぱなしでした。近年の評価が高いアジア発ホラー映画の恐怖が見事に結集されています。主演のキム・ユネがとにかく素晴らしく目が釘付けになりました。心の底から絶対に見て欲しいホラー映画が今年の最後にして公開されます。間違いなく今年度No.1アジア発ホラー映画です。
田中俊行(オカルトコレクター/怪談師)
うごく屍、謎の呪術集団に襲われ冒頭から説明なしに物語は女優のシヨン目線で進む。
いつの間にか視聴者もシヨンの心情と共に映画の中に入り込んでいくが中盤から後半に掛け、期待したこちらの気持ちは
見事に裏切られていく。
要所要所に入る残酷模写がとても綺麗で恐ろしく血まみれの女性が飛び降りる直前の目の動きが最高
牧野楠葉(小説家・詩人)
罪は生み出すものなのか、それとも背負うものなのか。両者が激しくぶつかるとき、どちらの罪が生き残るのか?
人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
限定空間で繰り広げられるハードコアなサバイバル劇と、怨みと情念がドロドロと煮詰まった暗黒展開のダブルパンチで、観客を心身ともに徹底的に追い込む。あの衝撃のポスターに負けない気合の入ったホラーだった
野水伊織(映画感想屋声優)
ゾンビ?呪術?スプラッター?ジャンルを跨いだ展開に楽しく翻弄されるも、そのあと浮き彫りになるのは自らの偏見と
エゴだった。
娯楽映画としての余白を残しながらも、恐ろしいまでに人間性を炙り出されるホラーだ。
末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)
血塗れ女が投身した瞬間から縦横無尽に解き放たれる”不吉”が、常識と理性を吹き飛ばして想像の遥か上に
血肉を巻き散らす...連鎖する暴力が帰結する”ドス黒い真実”に驚愕...韓国産エグみ炸裂...
ZOMBIE手帖(ゾンビ映画ウォッチャー)
そんなのありか!? 『新感染 ファイナル・エクスプレス』のフォロワーかと思わせて超トリッキー。混乱から困惑、そして
唖然の突然変異的ゾンビ映画…なのか?
ホラー映画取締役
映画の撮影は筋書きなしの恐怖に変わる。
美しいダンスシーンから血塗れバイオレンスへ
雪崩れ込み阿鼻叫喚の惨劇がノンストップ!!
新機軸のゾンビ映画ながらも
人間の業を炙り出す仕掛けは流石、韓国ホラー!!
氏家譲寿/ナマニク(文筆/映画評論家)
人が罪を犯すのではなく、罪が人を侵すのだ。
さらに、ハン・ドンソク監督より、本編に登場する“奇妙なシンボル”についてのコメント到着した。
Q、沢山の要素が詰まった作品ですが、まず目を引いたのは不思議なシンボルでした。
A、プリプロダクションの時にアートディレクターが言ったんだ。脚本に登場するあのシンボルは重要ではないか?とね。まさに重要なんだ。『THE SIN 罪』はあのシンボルそのものだからさ。
Q、そのものとは?
A、映画祭で上映したとき、多くの人がすぐに気がついたんだけど、元になったのはイルミナティのシンボルだよ。なぜイルミナティを元にしたかというと、アジア的なものにしたくなかったんだ。アジア人に宗教的な先入観をもってほしくなかったからね。少し異質でカルト的なものがいいと思ったんだ。そして、映画の中に存在する“原罪”を表現したかった。
11月29日(金)より全国公開